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真空管アンプについて

真空管アンプの音質について

当ページでは、真空管アンプの音質について、一般的な半導体アンプ(トランジスタアンプ、FETアンプ等)との理論的な違いや、スピーカーとの相性の問題、心地よい音質の個人差などについて解説いたします。

真空管アンプの音質について

真空管アンプの音質については、一般的に半導体アンプとの性能的な比較論となることが多いのですが、この項目では、なぜ今でも若い人たちにも真空管アンプが選ばれるのか、その音質について当サイトの運営者から見た主観で解説いたします。

  1. 個性的な外観と真空管から発せられるヒーターの灯りとの風景が「いい音」を醸し出す
  2. 実際に「柔らかく」「ふくよか」な音を感じる
  3. 低出力にもかかわらず、実際に聴こえてくる音には迫力感、臨場感を覚える
  4. 低価格で自作キットの製品も多数あり、「自分で作った音」に一層の喜びがある
  5. 理屈でなく「いいものは良い音」である

感情論の羅列になってしまいますが、「いいものは良い音」と皆さんが感じるところではないでしょうか。レトロチックと感じて「いい」と思った人々でも、その音質を「悪い」と感じる人は皆無なのです。とても不思議な力を持った「真空管アンプ」なのです。

半導体アンプとの違い

真空管アンプから出力される「音」の成分には、偶数次高調波(2次高調波)と呼ばれるものが含まれています。いわゆる「ひずみ率」なのですが、半導体アンプは3次高調波となり、奇数次高調波となるため、人間の耳(脳)には、この奇数次高調波を不快な音として認識してしまうのではないかという説があります。

真空管アンプの音質のイメージ画像です。

上記については、科学的な根拠性に欠けるという説もまた存在しますが、そもそも人間の鼓膜を共振させて脳に到達するメカニズムの解明自体が100%でない訳で、ここではそういう議論をするつもりはありません。

太古の昔、人間がサルに近い存在だった頃に持っていたはずの「第6感」的要素が、真空管アンプから出力される「音」に興味を持っているのではないかとも思っています。大多数の人間たちが、何か「懐かしさ」「やさしさ」「心強さ」を感じてしまうのは、意外にそんな未知の領域の話なのかもしれません。

スピーカーとの相性問題について

市販されているスピーカーユニットには、周波数特性というものがあります。どのくらいの周波数帯域(低域)からどのくらいの高域までカバーしているかというものです。また「90dB」(90デシベル)といった音圧(能率)もスピーカーの特性となります。

真空管アンプでは、一般的に半導体アンプと比較して出力は低いことになっていますので、小出力アンプでは、やはり高能率のスピーカーを選ぶ必要があります。

また、同時に重要なことは、自分の聴く音楽ジャンルによって、例えばクラシック音楽のコントラバスが奏でる音色を手前の方で聴きたいなど、真空管アンプの特性とスピーカーの特性とを自分の好みにアレンジする必要があるということです。必要があるというよりも、真空管アンプから出力される「音」には、スピーカー問題までを考えさせられるほどの高い解像度があるということなのかもしれません。

多岐にわたる音楽ジャンルのイメージ画像です。

またスピーカー特性や真空管アンプとの相性というだけでなく、スピーカーの配置、試聴位置、部屋の形、その他の設置家具の問題など、真空管アンプ周辺に秘められた面白さは、とても奥の深いものであると理解してください。

音質・音感の個人差について

1台の真空管アンプから出力される「音質」の感じ方は、当然のことですが個人差があります。音に対する嗜好性も加味されてくるでしょう。

とても面白いのは、その1台の真空管アンプから発せられる「音質」には、好き嫌いに大きな誤差の幅を生みますが、同じ環境で半導体アンプと入れ替えた場合、その好き嫌いの誤差の幅はさほど大きくはありません。なぜでしょうか?

ても不可思議な話ですが、そもそも現代に生きる人間の「感性」の大衆化現象といえるのではないかと、当サイトの運営者は考えています。100年前は、世紀の「大発明」だった人類の英知のかたまり(真空管)を人間さまのご都合主義で捨ててしまったために、神が人類の大事な感性たる「音感」の喪失を罰(ばち)として賜ったのかもしれません。

現代に生きる人間の「感性」の大衆化現象のイメージ画像です。

真空管は、人間社会の経済行為の中でコストダウンという大号令で半導体に置き換えられましたが、それは本来、太古の昔から人間が持っていた感性(第六感を含む音感)を表現できる20世紀最後の「宝物」だったのではないでしょうか。

そんな「宝物」を過去の遺物にしないためにも、一度真空管アンプが奏でる「心優しい音色」をぜひ体験してください。

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